『ダンダダン』オカルンの愛読書には元ネタがある!日本のオカルト誌『月刊ムー』とは?
『ダンダダン』の主人公オカルンが読んでいるオカルト誌「ポー」には、実在のモデルがあります。1979年創刊の『月刊ムー』が扱うテーマから、ダンダダンとの公式コラボ・日本での買い方・ムーにゆかりのあるスポットまで紹介します。
2027年にアニメ第三期の放送が決定している『ダンダダン』。作中の題材として、宇宙人の存在や日本で実際に囁かれている都市伝説、世界でも有名なUMAが扱われています。
主人公・高倉健(通称オカルン)の愛読書「ポー」は、そんな都市伝説やUMAに関する情報を掲載している架空のオカルト誌。そして、ポーにはモデルとなった雑誌が実在します。
今回は作中に登場した「ポー」と、そのモデルになった有名オカルト誌「ムー」について紹介していきます。
オカルンが読んでいる「ポー」とは?
オカルンといえば超が付くほどのオカルト好き。単行本1巻、アニメなら1話の時点で、彼はすでにポーの熱心な読者です。
モモに向かって宇宙人のうんちくを延々と語る、オタク特有の早口を披露するシーンでもこの雑誌が手元にありました。
第1回人気投票でも出現!?
なんと、集英社の公式サイトで開かれた第1回キャラクター人気投票にも「月刊ポー」が登場。
背景として、ジャンプの人気投票では、読者が自由に投票先を選べることがあります。作者や作中に登場したニッチなアイテムに票が入ることが様式美となっているのです。
ポーはカレーライスなどとも競い合った結果、順位は153位でした。
ポーのモデルになった実在のオカルト情報誌『月刊ムー』
さて、このポーのモデルこそ、1979年に創刊されたオカルト誌『月刊ムー』。立ち上げたのは当時の学習研究社で、現在はワン・パブリッシングが発行しています。
誌名の由来は、太平洋に沈んだと語り継がれる幻の大陸ムー。キャッチコピーは「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン」です。現編集長の三上丈晴氏は2005年に5代目として就任し、2025年でちょうど在任20年を迎えました。
熱心な読者には「ムー民(ムーミン)」という、某人気キャラクターを想起させる編集部公認の愛称まであります。
ムーが扱う主なテーマ
発行元の挙げる守備範囲は、古代文明・UFO・能力開発・超能力・心霊・最新科学理論・宗教など。
要するに、世界の謎と不思議を全部です。ここではダンダダンと関連性の深い話題をかいつまんで挙げてみます。
怪奇現象・UMA
心霊やUFO、そして未確認生物UMAは、ムーの看板ジャンル。『ダンダダン』との親和性も大きいところです。
都市伝説
ターボババアにカシマレイコ。『ダンダダン』の怪異には、日本で実際に語られてきた都市伝説がもとになったものが少なくありません。
ムーはそうした話を、専門誌として長年取り上げてきました。どれも、オカルンが好んで読んでいそうな記事です。
最新科学
意外なところでは、最新の科学理論もムーの守備範囲。2026年8月号の総力特集は、意識フィールド理論とアカシック・レコードの謎でした。
ちょっと怪しい科学でも容赦なく扱うのがムー流。三上編集長も「『科学的』とは言うけれど、いつの科学か注意が必要だ」と語っています(東奥日報、2025年8月)。
古代の歴史
古代文明は創刊以来の定番です。なにしろ誌名がムー大陸由来。
2026年9月号には特別企画「西郷隆盛の不死伝説」が載っていて、教科書に出てくる歴史上の偉人まで、ムーにかかればミステリーの題材になります。
ムーが人気の理由
創刊から45年以上、怪しげなオカルト誌がなぜここまで長く愛されるのでしょうか。
三上編集長は自著で、ムーを紹介するときには「日本一あやしい雑誌」と称することにしていると明かしています。怪しいは、ムーにとって悪口ではなく誉め言葉。編集長本人ですら「『ムー』の内容を全部信じているわけではない」と言っています(J-CAST、2022年)。
本気で正面からオカルトを楽しむ、大人の嗜みと言ったところでしょう。
例えば世の中にはサメが空を飛んだり、月で進化を遂げるような映画を好む奇怪な人が数多くいることを踏まえると、ムーの人気も頷けます。
『ダンダダン』との公式コラボ
「ポー」の元ネタが「ムー」であることは第三者から見ても明らかですが、ダンダダンとムーは公式にコラボを行ったことがあります。
コラボ小冊子
最初は2023年3月。コミックス9巻の発売に合わせて、ムー編集部が作中の怪異8体を大まじめに分析するコラボ小冊子が、全国の対象書店で無料配布されました。
ターボババアやセルポ星人をムーの視点で読み解き、原作者・龍幸伸と三上編集長の対談まで収録されています。
Web連載 ダンダダン考察ファイル
一度きりの祭りでは終わりません。2025年夏にはwebムーで連載「ダンダダン考察ファイル」が始まり、毎週木曜の更新で全11本が公開されました。
記事の中ではターボババアやアクロバティックさらさらについて解説しています。
ムーほどの権威はありませんが、Japanicheでもターボババアについて元々の都市伝説を紹介したことがありますのでぜひ。
POP UP SHOP
2026年に入ると、1月から3月にはTVアニメ版とのPOP UP SHOPが渋谷・名古屋・大阪を巡回。そして同年4月、ジャンプ+の『ダンダダン』5周年特設サイトには、月刊ムー名義でこんなコメントが寄せられました。
“どこか見覚えのある雑誌「ポー」があると聞く。町ぐるみの怪奇現象や宇宙戦争が起きる世界のオカルト雑誌はネタに困らなさそうで、うらやましい。
相変わらず良好な距離感を築いているようで何よりです。
今後は三期の放送も控えているので、POP UP SHOPの再開催が期待できますね。
『ムー』はどこで読める?
読む方法は大きく3つ。紙の雑誌、電子書籍、そして無料のwebムーです。
日本国内の書店
まずは王道から。ムーは全国の書店とコンビニに並んでいます。
国内にお住まいの方はすぐに手に入りますが、海外在住の場合は日本旅行に訪れた際に書店やコンビニを探してみてください。
帰国後の入手やバックナンバー探しには、Amazon.co.jpなどのオンラインストアや、海外向けの転送・購入代行サービスという手もあります。付録がつかない可能性が高く、配送の可否は国によって変わるので、注文前にチェックしてみてくださいね。
電子書籍
紙が手に入らない場所でも、電子版ならすぐ読めます。KindleやBOOK☆WALKERなどで配信中です。
ただし、注意点があり、紙版と電子版で中身が若干異なる場合があります。基本的に商品ページに、収録されない記事が明記されているはずなので、目的の記事がある場合は注意してください。
また、当然ながらとじ込み付録も付きません。例えば、2026年9月号には「光の浄化シート」と、別冊付録「日本と世界の『異界』小事典」がつきました。こういった”怪しいアイテム”をお求めの方は書店やコンビニでの購入がおすすめです。
web ムー
ウェブ版の『webムー』が運営されています。超常現象のニュースやコラムが無料で読め、先ほどの「ダンダダン考察ファイル」もここに収録。
読者投稿コーナーのwebムー民広場をのぞけば、ムー民たちの不思議体験がずらり。ウェブ上なら翻訳機も使いやすく、海外からでもムーの空気が気軽に味わえます。
『ムー』にゆかりのあるスポット
せっかくなら、ムーの世界に足を運んでみては?
日本人の方や日本語が読める方なら、旅行ガイドの定番『地球の歩き方』とのコラボ本が役に立つかもしれません。
『地球の歩き方 ムーJAPAN 〜神秘の国の歩き方〜』は縄文時代の遺跡や古墳から、UFO・妖怪・鬼まで、日本各地の不思議スポットを両誌の視点で紹介しています。
UFOふれあい館(福島県福島市)
まずは福島県福島市の飯野町へ。UFOをテーマにした市の施設、UFOふれあい館があります。2021年には館内に国際未確認飛行物体(UFO)研究所が開設され、その初代所長がなんと三上編集長。2024年11月からは、東京・浅草の遊園地の花やしきで使われていたムーのロゴオブジェも、ここに常設展示されています。
開館は9時から17時まで、月曜と年末年始は休館。入館料は一般400円、小中学生200円です。
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コスモアイル羽咋(石川県羽咋市)
石川県の羽咋市まで行けるなら、コスモアイル羽咋も外せません。NASAや旧ソ連の実物資料を展示する市の宇宙科学博物館で、ムーと組んだ企画をたびたび開催してきました。うれしいことに、展示の多くには英語表示があるそうです(石川県の公式英語観光サイトより)。
開館は8時30分から17時までで、入館の締め切りはは16時30分まで。火曜休館で、入館料は大人500円からです。
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新郷村ミステリーキャンプ(青森県新郷村)
イベント派には、青森県の新郷村で毎年開かれるミステリーキャンプを。村とムーの共同開催で、2026年は9月12日に間木ノ平グリーンパークで開かれます。
イタコ部屋に宇宙人仮装コンテスト、オカルトミステリー検定2026、そしてキャンプファイヤーを囲んでのUFO音頭。字面だけでお腹いっぱいの濃さです。三上編集長も登壇します。
チケットはローソンチケットで販売中。ただし案内は日本語のみで、購入には日本の電話番号と決済手段が要ります。ここはハードル高めですが、村には「キリストの墓」と呼ばれるスポットとキリストの里伝承館もあるので、キャンプの日でなくてもムー的な旅はできます。
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キリストの里伝承館の開館は9時から17時まで、水曜と冬季は休館。入館料は高校生以上500円、小中学生300円です。
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まとめ
オカルンの愛読書には、実在のモデルがありました。それも、本家がコラボ小冊子を作り、作中のポーをうらやましがってみせるほどの公認ぶり。
次に日本へ来るときは、ぜひ書店の雑誌コーナーで足を止めてみてください!
『ダンダダン』に登場する怪異の元ネタは別の記事でも解説しています。
FAQ
公開日 最終更新日
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