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ガイドブックには載ってない!アニメ聖地巡礼、オタク用語辞典、オタクショップ、そして日本文化の解説。
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好きなアニメやマンガから、元ネタになった歴史や文化、舞台になった場所、観る・読む方法までたどれます。
Otaku Terms Dictionary
ギャル発のスラングからオタク用語まで、日本のいまを知る言葉を集めました。気になる単語はタップで詳細へ。
平成レトロ
平成レトロ(へいせいれとろ)は、平成時代のモノやデザインを懐かしみ、今の暮らしにあえて取り入れる流行を指す言葉。平成は1989年から2019年までの30年あまりにわたる。ただし平成レトロが主に扱う範囲は前半から中ごろで、西暦でいえば1990年代から2000年代前半である。 広めている中心層は、その時代をほとんど知らない10代から20代。生まれる前や物心つく前の日用品が、見たことのないデザインとして目に入る。当時を過ごした世代にとっては同じものが素直に懐かしく感じることから話題になりやすい。 昭和レトロに続くレトロブームの一つとして語られる。英語圏でも Heisei retro として紹介され、たまごっちやプリクラを入り口に1990年代の日本へ関心を持つ層が出てきている。
夢
オタク文脈における「夢」とは、アニメや漫画・ゲームのキャラクターと、読者自身あるいは読者が思い描く人物との関係を描く創作ジャンルの総称。小説なら夢小説、イラストなら夢絵、漫画なら夢漫画と呼び、これらをまとめて夢向けという。 作品の主人公にあたるオリジナルキャラクターを夢主(ゆめぬし/ゆめしゅ)と呼ぶ。書き手や読み手が自分自身を重ねる自己投影型もあれば、作者から切り離された第三者として造形される型もあり、外見や性格に決まった形はない。 狭義には、主人公の名前を読者が自由に置き換えられる小説を指す。この名前変換の仕組みが夢というジャンルの出発点で、現在も多くの投稿サイトが対応している。 夢を好む人は夢女子、男性であれば夢男子と呼ばれる。ほかに夢女、ドリーマーといった言い方もある。 英語圏での「yume」 英語圏で近い概念は self-insert や reader-insert。読者の名前が入る箇所に Y/N(Your Name)と記す表記も広く使われている。近年はここに yume、yumeship という日本語由来の語が加わり、キャラクターと自分との関係を指す言葉として通じるようになってきた。
コミケ
コミケは、同人誌即売会「コミックマーケット」の通称である。同人誌とは、ファンや個人が自主制作した本を指す。東京・有明の東京ビッグサイトを会場に、夏の8月中旬と冬の12月末の年2回開かれる。主催者は、これを日本最大の同人誌即売会と称している。 直近の開催は、2日間の会期でのべ25万〜30万人を集める規模になっている。2025年夏のC106がのべ25万人で、同年冬のC107はのべ30万人。C106には、海外71の国と地域からの参加者も加わった。 会場の中心にあるのは、個人やサークルといったつくり手による同人誌の頒布である。アニメやゲーム関連の企業ブースが並び、仮装したコスプレイヤーは指定の区画に集まる。開場前には、建物の外まで待機列が伸びる。
カップリング
カップリングとは、同人やファンの文化でキャラクター同士の恋愛関係の組み合わせを指す語。海外における「Shipping」の意味とほぼ同じである。 男性同士の恋愛を描くBLにも、女性同士の恋愛を描く百合にも使う。男女の組み合わせも同様。略すときはカプ、または CP と書く。CP のほうは、中国語圏をはじめ東アジアのファンの間でも共通して使われている。 推しカプは、自分が好きで応援しているカップリングのこと。SNSでは「〇〇と〇〇が推しカプです」のように使う。 原作で恋仲として描かれる組み合わせは、公式カップリングと呼ぶ。カップリングという語そのものは、非公式の解釈だけを指すわけではない。ただしファン活動の中心にあるのは、原作にない組み合わせを想像したり解釈したりする楽しみ方。 派生の呼び方もある。同じキャラクター同士を掛け合わせた組み合わせは二乗と呼ぶ。恋愛ではない友情や相棒の関係はコンビと呼び、恋愛の A×B と区別して A+B や A&B と書く。
同人
同人とは、同じ趣味や志を持つ仲間、またその集まりを指す言葉。オタク文化では、営利を目的とせず、個人や仲間うちで作品を作って発表する活動全般を指すことが多い。 代表格は同人誌だが、同人ゲームや同人音楽など形態は幅広い。出版社やメーカーといった企業を介さず、作り手が自分の裁量で作って世に出す。この自主制作という性格がすべてに共通している。 商業作品との違いは動機の順番にある。利益や流行のためではなく、作りたいから作る。ニッチな題材や実験的な表現が同人から生まれやすいのは、売れ行きに縛られないこの自由さによる。 「同人」が付く言葉 同人誌は同人が作る本、同人サークルは活動をともにする集まり、同人作家は同人活動をする作り手を指す。コミックマーケットに代表される同人誌即売会は、作り手が読者に直接作品を手渡す場として発展してきた。 対象はオリジナル作品を生む一次創作と、既存作品を土台にする二次創作の両方に及ぶ。二次創作のイメージで語られやすい言葉だが、それだけを指すわけではない。
ぬい活
ぬい活とは、ぬいぐるみに関連する活動のこと。お気に入りのぬいぐるみや、推しのぬいぐるみ(ぬい)を集めたり連れ出したり、写真を撮ったり服を着せたりして楽しむ活動全般を指す。 推し活の一ジャンルとして語られることが多いが、特定の推しを持つことは前提ではない。ひと目惚れした一体や、長く手元にあるお気に入りのぬいと出かけたり、着せ替えるのも同じくぬい活と呼ばれる。 楽しみ方は幅広い。家に迎えたぬいを飾るだけでなく、カフェや旅行先へ持ち歩いて写真を撮るぬい撮り、ぬいぐるみに着せる衣装のぬい服などを着せたり、複数の遊び方が周辺語とともに広がっている。ぬいを新しく手に入れることはお迎えと呼ばれ、コレクションよりも一緒に生活したり出かけることそのものを楽しむ。 公式の規格はなく呼び名もまちまちだが、20cm前後は飾り向き、持ち歩きには10cm前後、15cm前後が使われやすい。着せ替え用の衣装もこの二つのサイズで手に入りやすい。