京都府
京都府

京都府

Kyoto

京都府の位置

京都府は近畿地方に位置し、現在の首都の東京となる以前の1868年までは、日本の首都が置かれていた地域です。

府の北部は、舞鶴湾や宮津湾などの日本海沿岸から、比叡山や亀岡盆地といった標高1000m未満の山地にかけて広がっており、府域全体の75%以上が山地や丘陵地で構成されています。隣接する都道府県は、北に福井県、東に滋賀県および三重県、南に奈良県と大阪府、西に兵庫県があり、近畿地方のすべての府県と接しています。

気候面では、日本海側地域は冬季に降雪量が多く、年によっては積雪が2mを超える豪雪となることも。

また、府庁所在地は京都市で、人口は約143万人と府内で最も多く、次いで宇治市が約17万人、亀岡市が約8万人と続いています。

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京都府の特産品

京都府は、日本国内でも「和」の趣を強く感じられる特産品が数多くそろう地域です。

湯豆腐や湯葉に代表される大豆を使った食品をはじめ、さまざまな和食のおかずを小鉢に盛り付けて味わうおばんざいなど、古くから受け継がれてきた食文化が今も生活に根付いています。

また、京都独自の歴史ある栽培技術によって育てられた賀茂なすや九条ねぎ、聖護院大根といった京野菜は、全国的にも人気。

さらに、工芸の分野では、西陣織や清水焼、京友禅などが京もの指定工芸品として知られ、長年にわたり多くの人々から親しまれてきた伝統工芸品として名を馳せています。

食べ物

湯葉

湯葉

湯葉は、大豆と京都の質の高い地下水を使って作られる豆乳から生まれる食品で、タンパク質が豊富で栄養バランスにも優れていることから、海外からの観光客にも高い人気があります。食べ方も幅広く、大豆本来の風味を最も味わえる汲み上げ湯葉をポン酢やつけダレで食べる方法をはじめ、うどんやそばの具材として楽しむなど、さまざまな料理に用いられています。

京野菜

京野菜

京野菜とは、古くから京都で受け継がれてきた、他地域では再現が難しい栽培方法によって育てられ、現在も京都で生産され続けている野菜の総称です。その種類は40種以上にのぼり、多くが漬物や天ぷらなど、幅広い料理に活用されています。

おばんざい

おばんざい

おばんざいは、煮物や和え物、おひたしなど、京都の家庭で長年親しまれてきた伝統的なお惣菜です。現代では小鉢に盛り付けて提供されることが多くなっています。店ごとや日によって献立や味付けが異なるため、一度に多彩な味わいを楽しめる京都を代表する料理として知られています。

宇治抹茶

宇治抹茶

京都は宇治川や木津川などの河川が豊富に流れており、その水を活かした茶の栽培が古くから盛んに行われてきました。現在でも、日本茶や抹茶スイーツといえば京都を思い浮かべる人が多く、府内各地でさまざまな抹茶スイーツを味わうことができます。

工芸品・その他

西陣織

西陣織

西陣織は、京都市北西部で生産されている先染めの絹織物で、多様な種類が存在します。1976年2月には国の伝統的工芸品として指定されました。主に着物や帯などの和装品に用いられるほか、ネクタイや財布といった日常的に使える商品も販売されています。

京友禅

京友禅

京友禅は、江戸時代に扇絵師である宮崎友禅斎によって考案されたとされる染織技法です。 鮮やかな色使いと、動物や器物などを絵画のように表現する意匠が大きな特徴です。前述の西陣織と同様に、京友禅を用いた製品は着物や帯などの和装品を中心に数多く作られています。

京焼・清水焼

京焼・清水焼

京焼・清水焼は、京都一帯で作られていた京焼と、清水寺の参道である五条坂周辺で生産されていた清水焼が合わさり、現在の名称として広く知られるようになりました。江戸時代初期から名を広め、色彩豊かで個性のある模様を特徴とし、食器や急須、マグカップなど、現代の生活でも使いやすい製品が作り続けられています。

京扇子

京扇子

京扇子とは、扇面や扇骨などの素材を含め、すべて京都で作られた材料を使用し、仕上げまでの全工程を京都の職人が手がけた扇子のことを指します。骨の本数が多く、繊細な装飾が施されている点が特徴で、舞扇や能楽扇、茶扇など、用途に応じたさまざまな種類が製作されています。

エリア

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京都府へのアクセス

京都市街地へは、関西国際空港または大阪国際空港からの移動が便利です。

関西国際空港からは、JR特急「はるか」を利用すれば約75分で到着できるほか、空港リムジンバスを利用した場合はおよそ1時間45分ほどで京都に到着します。

一方、大阪国際空港からは空港バスの利用がおすすめで、所要時間は約1時間ほどで主要な観光エリアにアクセスできます。京都府内の観光スポットを巡る際には、電車や路線バスを活用すると移動がスムーズ。中でも京都バスや京都市バスでは、1日乗車券などの割引チケットが用意されており、効率よく観光を楽しむことができます。

京都府の歴史

京都の歴史は、794年に桓武天皇が現在の京都府長岡京市周辺に位置していた当時の長岡京から平安京へ都を移したことに始まります。その後、1869年に現在の首都である東京都へ移されるまでの約1075年間、京都は日本の都としての役割を担ってきました。

長く都が置かれていたことから、当時の京都は政治や文化の中心地として大きく発展し、現在でも清水寺や平等院、鹿苑寺(金閣寺)などを含む17か所の世界文化遺産が、その歴史の深さを今に伝えています。

また、「京都」という名称は、古くから東アジアで首都を意味する言葉として「京」や「京師」が使われていたことに由来し、そこから「京都(けいと)」と呼ばれるようになり、現在の京都と呼ばれるようになったとされています。

京都府について

17ヶ所の世界文化遺産がある

京都府内には、16の神社・寺院と1つの城が世界文化遺産に登録されています。

1994年には「古都京都の文化財」として、以下の17か所がユネスコ世界文化遺産に認定されました。

  • 賀茂別雷神社(上賀茂神社)
  • 賀茂御祖神社(下鴨神社)
  • 教王護国寺(東寺)
  • 清水寺
  • 延暦寺
  • 醍醐寺
  • 仁和寺
  • 平等院
  • 宇治上神社
  • 高山寺
  • 天龍寺
  • 龍安寺
  • 本願寺
  • 元離宮二条城
  • 鹿苑寺(金閣寺)
  • 慈照寺(銀閣寺)
  • 西芳寺(苔寺)

それぞれの神社や寺院には独自の魅力があり、四季で異なる美しい景観を楽しむことができます。

景観条例により屋外広告物の色彩や高さが規制されている

京都府には歴史的な建造物や文化財が数多く残されているため、京都市では景観条例が制定されています。

この条例により、屋外広告物の色や大きさに制限が設けられており、飲食店やコンビニエンスストアの看板も、地域によっては落ち着いた色合いを採用するなど、景観に配慮した工夫がなされています。

2024年の外国人宿泊客が日本人宿泊客を上回った

2024年には、京都府内のホテルや旅館において、外国人宿泊客数が初めて日本人宿泊客数を上回りました。

この年の宿泊者数は、日本人が約809万人、外国人が約821万人となっています。

国・地域別では、中国や台湾をはじめとするアジア圏からの宿泊客が最も多く、次いでアメリカやオーストラリアからの来訪者が多いとされています。