推し活って何するの?日本旅行でおすすめの推し活体験も紹介
推し活とは推しを応援するあらゆる活動のこと。SNSでの発信やグッズ収集、イベント参加など推し活の種類と、日本旅行で楽しめるコラボカフェ・グッズショップ・聖地巡礼などの推し活体験を紹介します。
アイドルのコンサートで声を張り上げる人、アニメキャラのグッズで部屋を埋め尽くす人、VTuberの配信に毎晩かじりつく人。日本では今たくさんの人々がこうした「推し活(Oshikatsu)」を日常的に楽しんでいます。
この記事では、推し活とは何か、具体的にどんなことをするのか、そして日本旅行で推し活を体験する方法までを紹介します。
推し活とは?
推し活とは、「推し」と「活動」を組み合わせた造語です。自分が応援する対象のためにお金や時間を使い、その存在を楽しむあらゆる行為のこと。英語圏のstan cultureやfandomと似ていますが、ニュアンスはかなり異なります。
スタンは熱狂的で、時に排他的な響きを帯びることもありますが、推し活には、推しを応援することで自分自身の毎日が充実するという、肯定的な意味合いが色濃く漂っています。
「推し」とは?
推しとは、自分が心から応援したい、あるいは人におすすめしたい対象を指す言葉です。
もともとはアイドルファンの用語で、グループの中で一番応援するメンバーを推しメンバー、縮めて「推しメン」と呼んでいたのが始まりでした。
今ではアイドルだけでなく、俳優、声優、VTuber、スポーツ選手といった実在の人物。アニメや漫画、ゲームのキャラクター。さらに広い意味では「推しのラーメン屋」「推しの映画」のように、お気に入りの物やお店に対しても日常的に使われるようになりました。
この記事では、特定の人物やキャラクターを指す「推し」に関する推し活について触れていきます。
推し活では何をする?
推し活は直接的または間接的に「推しを応援する」というのが主な行動。ただし、その形は十人十色です。お金をかける人もいれば、時間と情熱で推しに貢献する人も。決まったルールはなく、自分のペースで楽しむのが推し活の流儀です。
このセクションでは推し活としてメジャーなアクションを挙げていきます。
SNSでのリアクションや発信

最も手軽に始められる推し活が、SNSでのリアクション。
- 推しの投稿にいいねやリポストをする
- ファンアートを描いて投稿する
- 推しの魅力を語って、まだ知らない人たちに広める
X(旧Twitter)、Instagram、TikTokと、プラットフォームを問わず推し活の場は広がっています。
推しの誕生日になると、ファンがハッシュタグをつけたお祝い投稿やイラストを一斉に発信してトレンドを作り上げるなどの活動も。推しの活躍を単純に祝いたい、推しに認知して欲しいなど行動原理は様々ですが、いずれにしても知名度向上への貢献に繋がっていることでしょう。
グッズの購入

公式グッズを買う。ズバリ、推し活の王道です。アクリルスタンド、缶バッジ、フォトカード、ぬいぐるみ、タオル。推しにまつわるアイテムは種類も数も果てしなく、新商品が出るたびにファンの財布は試練を迎えます。
公式にお金を払うことは、単なる消費ではありません。CDやBlu-rayの売上、グッズの販売数は推しの人気を示す指標のひとつ。買うことがそのまま応援になるのです。
賛否両論の存在ではありますが、「中身がわからないランダム商品」が出ることも多く、お目当てのアイテムが出るとは限りません。ここから、ファン同士でグッズを交換し合うトレード文化も盛んになりました。
グッズの自作

公式グッズだけでは足りない。その思いが、ファンを作り手へと駆り立てます。
代表格が痛バッグ(Itabag)です。缶バッジやアクリルスタンドをバッグの表面にぎっしり詰め込み、自分がどの推しを応援しているかを視覚的に主張するアイテム。
また、さりげなく推しのイメージカラーや世界観をモチーフにした概念アクセサリーは、一見するとただのおしゃれなアクセサリー。けれど作った本人の目には、そこに推しの存在がはっきりと映っている。そんな密やかな推し活です。
公式グッズの展開が少ないマイナージャンルでは、推しのぬいぐるみやフィギュアを自作するファンも珍しくありません。公式がないなら自分で作る、というわけです。
イベントへの参加

こちらも推し活の代表格、「現場に足を運ぶ」こと。アイドルのコンサートや握手会、声優のトークイベント、アニメの展示会。アニメやゲームを原作にした2.5次元舞台も人気の現場です。
客席ではペンライトやうちわを使って推しを応援するのが定番のスタイル。推しの名前を書いたうちわが一斉に掲げられ、推しのイメージカラーのペンライトが客席を染め上げる。推し活文化がある世界のライブならではの光景です。
遠方の現場に駆けつけることを「遠征(Ensei)」と呼びます。北海道から九州へ、あるいは海外から日本へ。推しに会うためなら移動距離は問題にならない。遠征そのものが、推し活の醍醐味のひとつになっています。
配信の視聴

深夜0時。画面いっぱいに流れるコメントとスーパーチャットの通知音。VTuberファンにとって、ライブ配信は推しとつながる主要な場です。リアルタイムでコメントを送り、投げ銭機能であるスーパーチャットで気持ちを届ける。すると、推しが自分の名前を読み上げる……。
配信を見る推し活はタレントやVTuber相手に限りません。アニメキャラが推しなら、作品そのものを繰り返し見ることが立派な推し活。推しの声を担当する声優のラジオやイベント映像を追いかける人もいます。コンテンツを視聴すること自体が、作品の評価を高め、推しの活躍の場を広げることにつながっていくのです。
自分での創作活動

推しへの想いを自分の手で形にする人たちもいます。ファンアート、ファンフィクション、コスプレ、動画編集、同人誌。表現の手段はさまざまです。
この後にも触れますが、同人誌即売会として知られるコミックマーケット(コミケ)には、毎回数十万人が来場します。推しへの愛が詰まった二次創作の本を出して”良さ”を布教したり、ファン同士で交流することで、業界への盛り上がりに寄与しています。
これらを推し活として意識している人は少ないかもしれませんが、推し活の形の一つであると言えるでしょう。
日本旅行でするオススメの推し活
日本のアーティストやアニメが好きなら、日本旅行は推し活の宝庫!日本語がわかった方がより深く浸れるはずですが、わからなくても楽しめるものを中心に紹介していきます。
コラボカフェ

作品やキャラクターとコラボした期間限定カフェは推し活の代表格。
キャラクターのイメージカラーを使ったドリンクやスイーツ、作品の世界観を再現した店内装飾が迎えてくれます。東京や大阪といった都市では、常に何かしらのコラボカフェが開催されています。

This is my OSHI <3
注文した時に限定で貰える「コースター」や「ステッカー」はコラボカフェグッズの定番。料理そのものだけでなく、思い出として手元に残るアイテムが手に入るのも嬉しいですよね。
メニューを指差しで注文できるお店も多く、日本語に自信がなくても心配いりませんが、翻訳アプリを準備しておくと安心です。撮影にはルールが設けられている場合があるので注意が必要ですが、場所によってはフォトブースが準備してあることも。
グッズショップ

Tokyo Charactor Street in Tokyo Station
秋葉原は、アニメとゲームの文化が凝縮された街。アニメイトやまんだらけといった専門店が集まり、推し活グッズならほぼなんでも手に入ります。
池袋の乙女ロードは、BL漫画や乙女ゲーム、俳優関連のグッズ店が並ぶ通り。女性ファンの推し活文化を体感できるエリアです。中野ブロードウェイでは、中古のレアグッズとの思わぬ出会いが待っているかもしれません。
東京駅もキャラグッズが豊富で、ワンピースなどのジャンプ作品やポケモンが推し作品の方ならチェックするのがおすすめ。
どの店舗も商品を手に取って選ぶスタイルが基本なので、言葉の壁を感じることはほとんどないでしょう。
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聖地巡礼

Chichibu Bridge feature in "Ano-Hana"
日本のオタク界隈では推しや作品にゆかりのある場所を訪ねることを「聖地巡礼」と呼びます。アニメの舞台になった駅や商店街、キャラクターの故郷として設定された町。作品の中で見た風景が、そのまま目の前に広がる。ファンにとって格別の瞬間ではないでしょうか。
推しのぬいぐるみやアクリルスタンドを風景と一緒に撮影するのが定番の楽しみ方で、まるで推しと一緒に旅をしているような気分を味わえます。場所によっては、コスプレをしての撮影が楽しめるスポットも。
聖地巡礼の人気を受けて、多言語の案内を整備する自治体も増えてきました。海外からの訪問者でも楽しみやすい環境が少しずつ広がっています。
イベント参加

Comike at Tokyo Big Sight
タイミングが合えば、コミックマーケット(コミケ)やAnimeJapanといった大型イベントがおすすめ。コミケには公式グッズの販売ブースもあり、限定アイテムを手に入れるチャンス。数十万人の来場者で埋め尽くされた会場の熱気は、他では味わえないものがあります。
コスプレに興味があるなら、自分で参加してみるのもひとつの手です。日本のイベントではコスプレ参加者同士で交流したり、写真を撮り合う文化が盛んです。
「自分はキャラクターとは人種が違うが、コスプレをしてもいいのだろうか……」と悩む方を時々見かけますが、日本国内では楽しむことに重点を置く人が多く、好きなキャラクターに対する愛を感じられれば文句を言う人はいないはずです。
もし文句を言う人がいたとしたら、おそらく誰が何をしても不満を漏らすタイプなので気にしないのが吉です。
まとめ
推し活は、誰かを応援することで自分の日常も豊かになる文化です。SNSでの発信、グッズ収集、イベント参加、創作活動。楽しみ方に正解はなく、自分のペースで続けるのが大切です。
日本を訪れる機会があれば、コラボカフェやグッズショップ、聖地巡礼で推し活の空気を肌で感じてみてください。
画面の向こうで応援していた推しの世界が、目の前に広がっていますよ!
公開日 最終更新日
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