靖国神社
Yasukuni Shrine
靖国神社について
靖国神社は1869年、戦争で国のために命を落とした人びとの魂を祀る場所として、東京・九段に建てられました。日本の神道には、亡くなった人の魂を神として祀り鎮める信仰があり、靖国神社はその中でも国に殉じた人びとを祀ることに特化した神社です。東京で格式が高いとされる5つの神社を巡る「東京五社巡り」の一社でもあります。
「靖国」は、国を安らかにするという意味。明治天皇が中国の古典から選んだ名前です。
歴史と祀られている人びと

始まりは1868年に起きた内戦、戊辰戦争の直後。新政府のために戦い命を落とした約3,600人を弔う施設として、明治政府が東京招魂社という名で創建しました。1879年に靖国神社へ改称され、その後、日清・日露戦争から第二次世界大戦まで、戦場で命を落とした人びとが合祀されていきます。現在の祭神は約246万6,000柱。
天皇が直接祈りを捧げる格式の高い神社の一つです。合祀の対象には第二次世界大戦で戦争責任を問われた人物も含まれており、この点は現在も国内外で議論が続いています。
遊就館

境内にある遊就館は、1882年に開館した歴史博物館です。約10万点の収蔵品のうち3,000点ほどを常時展示しています。
館内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがゼロ戦の実機。第二次世界大戦で使われた零式艦上戦闘機です。ほかにも特攻兵器として知られる人間魚雷「回天」など、教科書では伝わらないスケールの実物資料が並びます。入場無料、開館は9時から16時半まで。
桜の標本木とみたままつり

靖国神社には、気象庁が東京の桜開花を判定するための基準の木(標本木)があります。毎年春のニュースで「東京で桜が開花しました」と報じられるとき、観測されているのがこの木。3月下旬から4月上旬にかけて、境内の約500本の桜が一斉に咲き誇ります。
夏の風物詩は、7月13日から16日に行われるみたままつり。戦没者の魂を慰めるこの祭りでは、3万を超える提灯が境内を照らし出します。日本各地の伝統芸能が奉納され、盆踊りや青森のねぶた(巨大な紙張りの山車が練り歩く東北地方の祭り)も披露されるなど、毎年30万人以上が訪れる東京有数の夏祭りです。
参拝の作法は、二度お辞儀をし、二度手を打ち、もう一度お辞儀をするという形。季節ごとに限定デザインが変わる御朱印(参拝の記念にいただく墨書きの印)も人気で、刺繍入りのものなど4種類が用意されています。
〒102-0073 東京都千代田区九段北3丁目1−1
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