『ハイキュー!!』聖地巡礼!作中で登場した実在する場所を紹介

Sana Yoshida

『週刊少年ジャンプ』にて、2012年から2020年まで連載された、古舘春一によるバレーボール漫画『ハイキュー!!』。高校バレーボールを題材に、熱い青春を描いた物語です。連載当初から様々なメディアミックスがされており、アニメは第4期まで制作されたほか、2015年から2021年にかけてハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」として舞台化。2025年には少年ジャンプ史上最大規模の海外公演が行われました。
作中で前日本バレーボール高等学校選手権大会、全国高等学校総合体育大会といった実在する大会が描かれていることもあり、様々なバレーボール大会とのコラボもしているんですよ。
古舘先生の出身地である岩手県軽米町や、主な舞台となっている宮城県の風景が多数登場することから、聖地巡礼をするファンも多い本作。『ハイキュー!!』とのコラボや関連アイテムを用意している場所も多くあるので、エリアごとにご紹介します。
聖地巡礼のポイント&注意
行く場所について事前に調べる
目当ての場所のアクセスはもちろん、お店や施設の場合は営業時間や定休日、予約が必要かどうかもチェックしておきましょう。
マナーとルールを守る
聖地となっている場所にある注意喚起の看板・張り紙や、施設の人のお願いはきちんと守りましょう。
また、『ハイキュー!!』の聖地となっている場所には、学校や市民体育館などが多数存在します。学生や選手、地域の方々の安全とプライバシーに配慮することを忘れないでくださいね。
東京都
まずは日本の首都、東京都の聖地を紹介。
体育館は一般開放もされていますが、日によってスポーツイベントが開催されていたり、入場料が必要だったりします。内部は「観光地」では無いので、聖地巡礼の際は外観を楽しんだり、付近を探索するのがおすすめ。
キャラクターたちも同じ景色を眺めていたはずですよ。
墨田区総合体育館(ひがしんアリーナ)
東京予選の試合会場で、「音駒vs梟谷」の試合が行われた場所です。
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東京体育館
全国大会が開催され、烏野と稲荷崎、音駒といった強豪が熱い試合を繰り広げた場所です。
味の素ナショナルトレーニングセンター
全日本ユース強化合宿の会場として描かれました。
作品に出てきたのとは違う棟になりますが、見学ツアー(※日本語のみ対応)に申し込むことで館内を見ることができます。数日前の申し込みが必要かつ先着順、撮影できる場所も限られているので要注意。
ウェブサイトにはオンラインでバーチャル体験できるページもあります。
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宮城県
続いては東北の顔のひとつとも言える宮城県。仙台は東京から新幹線一本で行き来することができ、海外旅行者も比較的立ち寄りやすい場所です。
八木山ベニーランド
青葉西城の及川徹がCMソングを口ずさんでいました。作中での登場はCMソングのみですが、1968年に開園して以来地元の人々から愛されている、東北有数の遊園地です。
カメイアリーナ仙台
春高バレー予選「烏野vs青葉城西」やインターハイ予選の会場として描かれた体育館です。外観、内観、周辺の公園までそっくりに描かれており、ファンにとってはたまらない聖地だといえるでしょう。
※2025年7月14日より、大規模改修工事に伴う全館休館となっています。再開は2027年3月15日を予定しており、それまでの間、ハイキュー!!モニュメントは富沢公園に移動、ハイキュー!!コラボの仙台市体育館オリジナルマフラータオルは移転先事務所である「七十七銀行旧泉崎支店内」で販売されています。
東北高等学校
絶対王者・牛島若利が通っている白鳥沢学園のモデルとなった学校です。校舎が2つありますが、モデルとなったのは泉キャンパスだそうです。
同キャンパス内には英語での授業を行うインターナショナルスクールも併設されています。
岩手県
岩手県の聖地には地域の人々が営業するお店が多いです。軽米町をはじめ、「ハイキュー!!」作者の地元ということもあり、作品やキャラクターに愛を持って接している様子。敷地内は単なる「観光地」ではないので、撮影などは許可を取って行いましょう。
また、英語での案内が少なく、海外からの旅行者にとっては難易度が高いかもしれません。翻訳アプリをしっかり準備しておいたり、日本語に対応できるガイドを連れて行くとスムーズです。
軽米町物産交流館
作中に登場した場所ではありませんが、聖地巡礼に役立つマップが配布されているほか、ポスターが飾られていたり、巡礼ノートがおいてあったりします。
岩手県立軽米高等学校
原作者・古舘春一先生の母校で、日向たちが通う烏野高校のモデルになった学校です。
舘坂電器商会

舘坂電器商会のGoogleストリートビュー
日向が店頭のテレビで「小さな巨人」を見て、バレーボールに憧れるようになった、物語の始まりの地と言える場所です。店頭のテレビはありませんが、お店の外観はほとんどそのまま描かれています。
昭和橋 雪矢川河川敷

Googleストリートビュー
音駒高校の黒尾と研磨がバレーボールの練習をしていた場所です。
軽米町民体育館
中学時代の日向が影山に敗れ、再戦を誓った場所です。
軽米食堂
田中の姉・冴子がバイトしている烏野食堂のモデルとなったお店です。原作者・古舘先生のご実家である古舘製麺で作られた麺と麦かっけ(青森・岩手の郷土料理)が使われている「ハイキューラーメン」というオリジナルメニューを楽しむことができます。
たけさわストア
嶋田マートのモデルとなったスーパーです。山口が嶋田からサーブを教わったのは、このスーパーの裏手にあるスペース。風景の再現度が高いのに加え、店内には山口のグッズが多数飾られているため、山口ファンにとっては特にオススメの場所といえます。
歴史民俗資料館(現:えぞと大自然のロマンの森)

Google Street View
建物前の道が、烏野高校バレー部のランニングコースとして描かれていました。
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兼田商店

Google Street View
烏野高校バレー部OBでコーチを務める鵜飼繋心が店番をしている「坂ノ下商店」のモデルになったお店です。烏野高校バレー部のメンバーにとって憩いの場でもあり、多くのファンから「キャラクター達に会える気がする」と愛されています。
月山神社
烏野高校バレー部の3年生が初詣で参拝していた神社です。神社の名前に烏野メンバーの人気キャラクター「月島」と「山口」の名前が一文字ずつ入っているのもあって、二人のファンからの注目度も高め。
聖地巡礼で訪れたことを伝えると御朱印に「ハイキュー」の文字を入れてくれるとのこと。ただし、あくまで厚意であることを忘れずに。
軽米町立軽米中学校
東京合宿の舞台となった森然高校のモデルになった学校です。
割烹旅館おぼない
烏野高校バレー部が宿泊した「かけす荘」のモデルと言われています。女将さんが「ハイキュー!!」ファンで、予約時にハイキューファンであることを伝えると、グッズがおいてある部屋に案内してもらえる可能性もあるそうです。
海外から訪れる人々にも聖地巡礼の地として人気のある宿であり、それをひいても古き良き佇まいが素敵な旅館です。
まとめ
ハイキュー!!の作中に登場した舞台を紹介してきました。バレーボールの人気向上、宮城を中心とする地域の町おこしにつながった作品ということもあり、聖地巡礼を歓迎している施設が多い印象ですね。
電車やバスで訪問できる場所が多いですが、特に東北エリアは交通機関が東京ほど豊富ではないため、車があるとより安心です。
また、東京の体育館では実際にバレーボールの試合が行われていることもあります。ハイキュー!!とコラボしているチームや大会もあるので、チェックして実際の試合にも足を運んでみてはいかがでしょうか。