墨田区
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Sumida

墨田区周辺でできること

東京スカイツリーがシンボルの墨田区は、江戸時代から続く職人の技と伝統が息づく下町です。浅草や上野へのアクセスも良く、隅田川沿いの桜並木や屋形船、老舗の和菓子店、粋な銭湯文化など、昔ながらの東京の魅力が凝縮されています。伝統工芸の体験工房も点在し、外国人観光客も本物の日本文化に触れられる貴重なエリアです。

墨田区エリアの位置

墨田区は東京23区の東部に位置し、隅田川を挟んで台東区や中央区と接しています。北側は荒川区、東側は江東区、南側は江東区と接しており、東京の下町文化が色濃く残るエリアです。特に西側を流れる隅田川は区の重要なシンボルとなっており、東京スカイツリーや両国国技館など、区を代表するランドマークが点在。都心からのアクセスも良く、浅草や秋葉原からも近い立地にあるため、観光の拠点としても便利なエリアです。

アクセス情報

墨田区は東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・京成線の「押上駅」や、JR総武線・東武スカイツリーライン・都営大江戸線の「両国駅」が主要駅です。スカイツリーへは押上駅が直結しており、浅草からは都営バスや水上バスでもアクセス可能。区内は都営バスが充実し、レンタサイクルも便利です。東京の主要エリアからも30分以内で到着できる好立地にあります。

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墨田区について

墨田区といえば、634メートルの高さを誇る東京スカイツリーが最も有名です。2012年に開業したこのタワーは、日本の新しいランドマークとして国内外でも注目されるスポット。単なる展望台ではなく、周辺には商業施設「東京ソラマチ」が広がり、買い物や食事も楽しめる複合エリアになっています。夜になるとライトアップされる姿は、墨田区の夜景を一変させました。

伝統工芸の宝庫

江戸時代から続く伝統工芸が今も息づいているのが墨田区の特徴。江戸切子や江戸木版画、江戸からくり、江戸指物など、墨田区および周辺の区で生まれ受け継がれる工芸品は数多くあります。特に「江戸切子」は色ガラスを何層にも重ね、細かい模様を彫り込む精緻な技術が光る工芸品で、職人の工房を見学できる施設もあります。

隅田川とともに歩んできた歴史

墨田区は隅田川に沿って発展してきた地域です。江戸時代には水運の要所として栄え、現在も隅田川沿いには歴史を感じさせるような建物や立て札が存在しています。

毎年7月に開催される「隅田川花火大会」は江戸時代から続く伝統行事で、約20,000発の花火が夏の夜空を彩ります。この花火大会は単なる観光イベントではなく、地域の歴史と文化を今に伝える大切な行事であると言えるでしょう。

両国国技館と相撲文化

相撲の聖地として知られる両国国技館があるのも墨田区の特徴です。年に3回(1月、5月、9月)本場所が開催され、世界中から相撲ファンが集まります。館内には「相撲博物館」もあり、江戸時代からの相撲の歴史や横綱の化粧まわしなどを見ることができます。両国周辺には相撲部屋も多く、朝稽古を見学できる部屋もあります。

下町情緒あふれる商店街

墨田区には昔ながらの雰囲気を残す商店街がいくつもあります。特に「キラキラ橘商店街」は約400メートルにわたって約180店舗が軒を連ね、地元の人々の生活を支えています。値段も手頃で、観光客というよりも地元の人々の日常が垣間見える場所です。商店街で食べる揚げたてのコロッケやメンチカツは格別の味わいです。

すみだ北斎美術館

Japanese woodblock print of a towering blue wave with white foam about to crash over three small fishing boats

富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 (The Great Wave off Kanagawa) | Hokusai Katsushika

世界的に有名な浮世絵師・葛飾北斎の作品を集めた「すみだ北斎美術館」は2016年に開館しました。北斎は現在の墨田区で生まれ、90年の生涯のうち約70年をこの地で過ごしました。

海外でも人気の「富嶽三十六景」をはじめとする名作の数々を間近で見ることができ、北斎の創作の軌跡を辿ることができます。建物自体も隈研吾の設計による現代的な佇まいで、新旧の文化が融合した墨田区らしさを象徴しています。

ものづくりの町としての再生

墨田区は昔から製造業が盛んな地域でしたが、近年はファッションやデザイン分野の若手クリエイターが工場跡地などを活用して工房やショップを開く例も活発。伝統的な技術と現代的なデザインが出会うことで、新しい「すみだブランド」が生まれつつあります。

区内には小規模な工場や工房が約3,000カ所あり、その密度は東京23区内でもトップクラスです。