東京大神宮
Tokyo Daijingu
東京大神宮について
東京大神宮は、日本で最も格式の高い神社とされる伊勢神宮の遥拝殿として1880年に創建されました。遥拝殿とは、遠く離れた場所から本社に祈りを捧げるための施設のこと。伊勢まで足を運べない東京の人びとにとって、身近なお伊勢参りの場として親しまれてきました。縁結びのご利益でも広く知られ、東京五社巡りの一社でもあります。
有楽町から飯田橋へ
創建当初の名前は日比谷大神宮。有楽町の大隈重信(明治時代の政治家)邸跡に建てられました。1923年の関東大震災(東京を中心に甚大な被害をもたらした大地震)で被災し、1928年に現在の飯田橋の地へ移転。その後1946年に東京大神宮と改称され、現在に至ります。

この神社が日本の結婚文化に残した影響は大きなものです。1900年、皇太子の婚礼を記念して、一般の人向けに初めて神前結婚式を行った神社として知られています。神前結婚式とは、神道の作法にのっとった日本の伝統的な挙式のこと。この伝統は今も受け継がれ、毎年カップルがこの場所で人生の節目を迎えています。
縁結びの神社

神門や拝殿のあちこちにあるハート型の装飾。これは猪目(いのめ)と呼ばれる伝統的な文様で、奈良時代から火除け・魔除けの意味で使われてきました。その見た目がハートに似ていることから、現在では恋愛のシンボルとして親しまれています。
縁結びとは、良い人間関係や恋愛の成就を神様に願うこと。東京大神宮はその縁結びのスポットとして全国的に知られており、40種類以上のお守り(神社で授かる小さな護符)が並びます。鈴蘭の花をあしらった縁結びのお守りや、おみくじの中でも恋愛に特化した恋みくじなどが人気です。

毎年7月には七夕祈願祭が開かれます。七夕は織姫と彦星の伝説にちなむ日本の夏の行事で、笹竹に短冊で願い事を書いて飾るのが習わし。参道が美しくライトアップされ、この期間限定のお守りも登場します。御朱印(参拝の記念にいただく墨書きの印)はオリジナルの御朱印帳も用意されています。
花手水

手水舎(てみずや)は、神社で参拝前に手と口を清めるための水場です。東京大神宮ではこの手水舎を季節の花で彩る「花手水」が行われており、色とりどりの花が水面に浮かぶ光景は、参拝者の目を引くフォトスポットにもなっています。花の種類は時期によって変わり、春はバラやガーベラ、夏は紫陽花や向日葵など、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
東京五社巡りでの位置づけ
靖国神社からほど近い東京大神宮は、東京五社巡りのルートに組み込まれています。五社それぞれが異なる歴史と特徴を持つ中で、この神社の個性は、伊勢神宮の遥拝殿という唯一無二の歴史的背景。太陽の女神・天照皇大神と食物の女神・豊受大神という伊勢神宮の主祭神を祀り、東京にいながら伊勢の神々にお参りできる場所です。
〒102-0071 東京都千代田区富士見2丁目4−1
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この場所についてのストーリー
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