日枝神社
Hie Shrine
日枝神社について
国会議事堂や首相官邸が並ぶ永田町。その政治の中枢に、深い緑と静寂に包まれた神社があります。日枝神社は、江戸城の守り神として500年以上の歴史を刻んできた東京五社のひとつです。
江戸城の守り神としての歩み

15世紀、室町時代の武将・太田道灌が江戸城の鎮守として、川越から山王の神を勧請したのが始まりとされています。山王信仰とは、滋賀と京都の境にそびえる比叡山の日吉大社を源流とする信仰体系。やがて江戸幕府を開いた徳川家の庇護のもと、日枝神社は江戸城と城下町全体の守り神として崇敬を集めるようになりました。主祭神の大山咋神は山の営みを司る神で、武士から町人まで幅広い層が参拝に訪れたと伝わっています。
天下祭と呼ばれた山王祭

偶数年の6月に開催される山王祭は、江戸三大祭りのひとつです。江戸時代には将軍も上覧する「天下祭」として知られ、約500メートルの行列が都心を練り歩く神幸祭は圧巻。山車(祭りの飾り台車)や神輿(神様を乗せて担ぐ輿)が現代のビル街を進む光景は、江戸の祭礼文化が今も生きていることを実感させてくれるでしょう。
神猿と境内の見どころ

山王信仰では猿が神の使いとされています。日本語で「魔が去る」「勝る」に通じることから、猿は古くから縁起の良い存在。境内には夫婦の猿像が置かれ、猿をかたどったお守りも参拝者に人気です。
神社の入口に立つ山王鳥居は、鳥居の上に三角形の屋根飾りを乗せた独特の形状で、山王信仰を象徴する造形として目を引きます。高台に建つ社殿へはエスカレーター付きの参道で上がることができ、朱色の鳥居が連なる稲荷参道も見どころのひとつ。
〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10−5
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