白山神社
Hakusan Shrine
白山神社について
文京区の落ち着いた住宅街に佇む白山神社は、948年の創建から千年以上の歴史を持つ神社です。東京を代表する10の神社「東京十社」の一つに数えられ、縁結びの神・菊理媛尊(くくりひめのみこと)を祀っています。毎年初夏には約3,000株のあじさいが境内を彩り、多くの人が訪れる季節の名所。歯の神様としても厚い信仰を集めています。
白山信仰と1,000年の歴史

948年、加賀国(現在の石川県)にある白山比咩神社から神様をお迎えする形で、白山神社は創建されました。祀られているのは菊理媛尊。名前の「くくり」は「括る」に通じ、人と人の縁を結ぶ神として信仰されてきました。
白山信仰は全国に広がり、現在も約2,700社の白山神社が各地にあります。文京区のこの神社もその一つです。江戸時代には将軍・徳川秀忠の命で一度移転し、1655年には館林藩主だった徳川綱吉の屋敷用地に充てられたため、現在の場所へ遷りました。のちに五代将軍となる綱吉との縁もあり、将軍家からの庇護を受けて格式を高めていった神社です。
約3,000株のあじさいが彩る初夏

毎年6月中旬に開催される文京あじさいまつりは、41回を数える恒例の催しです。約3,000株のあじさいが神社の境内から隣接する白山公園にかけて咲き誇り、都心とは思えない華やかさに包まれます。
この時期だけ公開されるのが、境内にある富士塚です。富士塚とは、江戸時代に富士山を模して造られた小さな丘のこと。白山神社の富士塚は高さ約5メートルで、頂上には富士山の神を祀る浅間社があります。普段は立ち入れませんが、まつり期間中は登ることができ、あじさいに囲まれた境内を見渡せます。入場は無料です。
歯の神様

白山神社には、歯の健康を守る神様としての顔もあります。江戸時代中期、天皇が激しい歯痛に苦しんだ際、白山神社の神箸と神塩を用いたところ痛みが治まったという言い伝えが残っています。明治時代までは、歯の悩みを抱えて参拝する人に、房楊枝と呼ばれる木の歯磨き道具が授けられていました。
この信仰は今も形を変えて息づいています。あじさいまつり期間中の日曜日に行われる歯ブラシ供養では、使い古した歯ブラシを奉納し、先着100名に新しい歯ブラシが無料で配られます。古くから続く歯への祈りが、現代の暮らしに自然とつながっている場所です。
〒112-0001 東京都文京区白山5丁目31−26
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