
博多区
Hakata
博多区周辺の楽しみ方
博多区は、九州の玄関口として多くの旅行者が最初に降り立つ街です。新幹線が乗り入れる博多駅と、中心部から地下鉄でわずか5分の福岡空港があり、九州各地への旅はここから始まります。かつては日本を代表する貿易港として栄えた商人の町で、今も櫛田神社や東長寺といった古い寺社が街角に残ります。夜になれば中洲の川沿いに屋台の明かりがともり、とんこつラーメンの湯気が立ちのぼる。歴史の重みと庶民的なにぎわいが同じ通りに溶け合う、福岡市の中心エリアです。
博多区で訪れたい場所
博多区はどこ?
アクセス
博多駅は、山陽新幹線と九州新幹線が発着する九州の鉄道の中心です。東京からは新幹線で約5時間、新大阪からは約2時間半で到着します。空の便なら福岡空港が便利で、国内線ターミナルから博多駅までは地下鉄空港線でわずか5分ほど。空港が市街地のすぐ近くにあるのは、福岡ならではの強みです。
区内や福岡市中心部の移動には、地下鉄と路線バスが便利です。博多駅と繁華街の天神、中洲川端のあいだは、地下鉄やバスで数分しか離れていません。短い距離ならタクシーも手軽で、観光スポットを効率よく回れます。主要な見どころは博多駅から徒歩や地下鉄で十分まわれるため、慣れない土地で車を運転する必要はありません。
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博多区について
博多のまちは、千年以上にわたって人と物が行き交ってきた港町です。古い寺社と新しい商業施設、由緒ある祭りと夜の屋台が、せまいエリアに肩を並べています。九州の旅の出発点としてだけでなく、それ自体がひとつの目的地になる場所です。
商人の町、もう少しで「博多市」だった

Fukuoka City
博多が商人の町と呼ばれるのには理由があります。平安時代には中国との貿易の窓口としてにぎわい、戦国時代の戦火で焼けたあとは、豊臣秀吉が商人たちの自由に行き来できる町として復興させました。一方、那珂川をはさんだ西側は、黒田氏が福岡城を築いた武士の町・福岡でした。

Fukuoka Castle
1889年、この二つの町が合併して福岡市が生まれます。当時は人口で博多が福岡を上回っており、市の名前を「博多市」にする案も出ました。最終的に投票でわずか1票差で「福岡市」に決まったと伝えられています。市の名前は福岡になりましたが、駅名には博多が残り、二つの名前が今も並んで使われています。
櫛田神社と博多祇園山笠

櫛田神社
博多の人々が「お櫛田さん」と親しみを込めて呼ぶ櫛田神社は、博多の街を見守ってきた総鎮守です。境内には豪華に飾り付けられた背の高い山笠が一年を通して展示され、祭りのない時期でもその迫力を間近で見られます。

博多祇園山笠の様子
この神社が主役になるのが、700年以上の歴史をもつ夏祭り、博多祇園山笠です。毎年7月1日から15日にかけて行われ、2016年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。クライマックスは15日未明の追い山。舁き手たちが重い山笠をかついで博多の町を駆け抜け、夜明け前の通りに「おっしょい」の掛け声が響きわたります。
博多旧市街の寺めぐり

東長寺
博多駅から歩いて10分ほどの御供所町のあたりには、古い寺が静かに立ち並んでいます。なかでも東長寺は、空海(弘法大師)が中国から帰国した806年に開いたと伝わる古刹です。
本堂に座る福岡大仏は、木でつくられた座像としては日本最大級で、高さは10.8メートルあります。台座の下には、暗闇の中を手探りで進む「地獄・極楽めぐり」があり、光のない通路を抜けて仏のもとへたどり着く体験ができます。すぐ近くの聖福寺は、1195年に栄西が開いた日本で最初の禅寺です。栄西は中国から茶の種を持ち帰った人物としても知られ、この寺は日本のお茶の歴史とも深くつながっています。
キャナルシティ博多

キャナルシティ博多は、その名の通り建物のあいだに運河(キャナル)が流れる大型の複合商業施設です。1996年に開業し、2026年で30周年を迎えました。ショップやホテル、映画館がそろい、運河沿いの広場では一日に何度も噴水ショーが開かれます。
館内のラーメンスタジアムには、全国の有名店が集まっています。福岡名物のとんこつラーメンはもちろん、各地のご当地ラーメンを食べ比べできるのも楽しみのひとつ。買い物のあいだに気軽に立ち寄れる場所です。
中洲の屋台と博多の味

屋台の様子
那珂川と博多川にはさまれた中洲は、日本でも有数の繁華街です。日が暮れると、川沿いの歩道にずらりと屋台が並びます。屋台は道ばたに組み立てる小さな移動式の店で、のれんをくぐればすぐ隣に知らない人が座っている、肩の触れあう距離感が魅力です。
博多の味といえば、やはりとんこつラーメンです。豚骨をじっくり煮込んだ白く濁ったスープに、細めの麺を合わせるのが博多流。麺だけをおかわりする替え玉という習慣もあります。ほかにも、もつ鍋やピリ辛の明太子など、博多にはお酒と相性のよい名物がそろっています。
