
市川市
Ichikawa
市川市周辺の楽しみ方
江戸川を隔てて東京都に隣接する千葉県西部の都市、市川市。JR総武線快速で東京駅まで約20分という近さから、明治以降は別荘地として文化人を惹きつけてきました。国宝を所蔵する法華経寺や、万葉集に詠まれた手児奈伝説の舞台など、奈良時代まで遡る歴史の奥行きも持ち合わせています。
市川市の見どころ
アクセス
市川市は東京からの交通網が充実しています。JR総武線快速なら市川駅から東京駅まで約20分。東京メトロ東西線の行徳駅や妙典駅、都営新宿線の終点である本八幡駅、京成線の京成八幡駅や京成中山駅など、複数の路線が市内を走っており、目的地に合わせて選べるのが便利なところ。成田空港からもJRや京成線を経由してアクセスしやすく、海外からの旅行者にとっても立ち寄りやすい立地です。市内の移動にはバス網も活用できます。
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市川市について
国宝を有する寺院、1,200年を超えるイチョウの古木、万葉の時代から語り継がれる伝説。市川市は東京の隣にありながら、各地に歴史の層が重なっているエリアです。桜やバラが咲く公園、近代の文人たちが愛した街並みなど、季節を変えて歩く楽しみもあります。
中山法華経寺

文応元年、1260年に創建された日蓮宗の大本山です。日蓮宗は鎌倉時代の僧・日蓮が開いた仏教の一派で、この寺はその歴史の出発点に位置しています。境内に所蔵されている日蓮直筆の『観心本尊抄』と『立正安国論』は国宝に指定されており、宗門にとっても日本の文化財としても欠かせない存在。重要文化財に指定された法華堂は日蓮宗で最も古い堂で、五重塔や四足門、左右の屋根が連なる珍しい形式の祖師堂も見応えがあります。京成中山駅から徒歩5分、JR下総中山駅からでも10分ほどで到着できます。
葛飾八幡宮
寛平年間、889年から898年ごろに宇多天皇の勅命で創建された神社です。下総国(現在の千葉県北部を中心とする旧国名)の総鎮守として、源頼朝が社殿を改築し、徳川家康が52石を寄進するなど、時代を越えて崇敬を集めてきました。境内にそびえる樹齢約1,200年のイチョウは、秋になると黄金色に染まり、見上げる人の足を止めます。本八幡駅から徒歩5分と近く、散歩がてら立ち寄りやすい場所です。
真間山弘法寺と手児奈の伝説
天平9年、737年に僧・行基が創建したと伝わる古い寺です。行基は奈良時代に各地で橋や灌漑施設を造り、民衆から慕われた僧侶。その行基がこの地を訪れたきっかけが、手児奈という女性の伝説でした。
奈良時代より前、真間に暮らしていた手児奈は多くの男性から求婚され、争いの種になることを厭って入水したと伝えられています。この物語は万葉集にも詠まれ、都にまで知られるほどの有名な伝説となりました。行基はその話を聞いて霊を弔うために寺を建て、後に822年には弘法大師(空海)が訪れて七堂伽藍に拡張したとされています。1501年に建立された手児奈霊神堂は、彼女を祀る小さなお堂として今も静かに佇んでいます。
里見公園と文人の足跡

江戸川を見下ろす高台に、8.2ヘクタールの敷地が広がっています。春にはソメイヨシノやサトザクラ約200本が咲き、花見客で賑わう名所。初夏から秋には112種700株のバラが順に花を開き、季節ごとに違う景色を楽しめます。園内には国府台城跡や明戸古墳といった歴史遺産も残っており、北原白秋の旧居「紫烟草舎」が移築保存されているのも見どころのひとつです。
白秋が市川に移り住んだのは大正5年、1916年のこと。明治時代の総武鉄道開業や大正時代の京成電気軌道開業によって東京との行き来が便利になった市川は、別荘地として文化人を集めるようになりました。永井荷風や幸田露伴もこの地に暮らし、白秋は『葛飾閑吟集』『雀の卵』、童謡「からたちの花」などをここで生み出しています。現在は「文学の道」と「万葉の道」の2ルートからなる「いちかわ文学の散歩道」が整備されており、作家たちの足跡をたどりながら街を歩くことができます。
市川市動植物園

敷地面積約6万m²、東京ドームのおよそ1.3倍の広さを持つ動植物園です。レッサーパンダの飼育数は関東で最も多く、オランウータンやカピバラ、ミーアキャットなど40種以上の動物が暮らしています。
最近では小さなニホンザルの「パンチくん」がSNSで話題になったことで、地元や動物園ファンだけでなく、世界中から知られる存在となりました。
ふれあいコーナーではモルモットやヤギ、マイクロブタに直接触れることもでき、子どもから大人まで楽しめる場所。入園料は大人440円、子ども110円、未就学児は無料と手頃な価格です。
千葉県最古の梨の産地
市川は千葉県における梨栽培の発祥地とされています。現在も栽培面積は208ヘクタールで県内2位。国道464号沿いには農家の直売所が集まる大町梨街道があり、旬の時期には採れたての梨を求める人で賑わいます。東京からすぐの距離で、産地の味を楽しめるのが市川ならではの魅力です。
市川市
市川市に関するストーリーと情報


