神社

王子神社

Oji Shrine

王子神社
Get to Know

王子神社について

東京の北部に佇む王子神社。東京を代表する10の神社として選ばれた東京十社の一つに数えられ、700年近い歴史を重ねながら、いまも多くの人に親しまれています。紀州の熊野信仰を受け継ぎ、江戸の庇護のもとで格式を高めた神社。その境内には、東京大空襲をくぐり抜けた樹齢600年を超すイチョウがあり、秋になると黄金色に染まるその姿は、この地の時間の深さを物語っています。

熊野から受け継いだ700年の歴史

White torii gate marking the entrance to a Japanese shrine, with a stone lantern and carved monument in the foreground.

1322年、豊島氏という地の豪族が、紀州にある熊野新宮から神様を迎え入れて王子神社を創建しました。祀られているのは伊邪那岐命、伊邪那美命、天照大御神、速玉之男命、事解之男命の五柱。これらを総称して王子大神と呼びます。いずれも熊野三山に関わる神々です。

王子という地名は、この創建の歴史そのものに由来しています。熊野信仰の参詣道沿いには多くの小社が建てられ、これらを王子社と呼びました。その名残が地名として今日まで続いています。

江戸時代に入ると、徳川将軍家の庇護を受けるようになります。明治元年には准勅祭社に指定され、1975年に東京十社の一つとして選定されました。根津神社や日枝神社といった著名な神社と並び、江戸の歴史を象徴する社として位置付けられています。

空襲を生き延びた大イチョウ

Low-angle view of a giant tree with a thick trunk and sunlit green canopy.

境内のイチョウは樹齢600年以上。幹周5.2メートル、高さ約24メートルの堂々たる姿です。神社の創建とほぼ同じころに根付いたと考えられています。

1945年、東京大空襲によって周囲は焼け野原となりました。しかしこのイチョウは焼け残ったのです。幹に刻まれた傷痕が、その時代の記憶を静かに伝えています。東京都の天然記念物に指定され、秋には境内一面を黄金色に包みます。

神社の南側には音無親水公園が隣接しています。かつてここを流れていた石神井川は、創建の際に紀州の音無川にちなんで音無川と呼ばれるようになりました。その流路を整備した公園で、大イチョウと合わせて、この一帯に深い緑をもたらしています。

髪の神様と大晦日の狐火

王子神社の末社の一つに、関神社があります。祀られているのは蝉丸公という平安時代の歌人です。蝉丸には逆髪に悩む妹がいて、その妹のためにかつらを工夫したとの伝説が伝わっています。このことから蝉丸は髪の祖神として信仰されるようになりました。理美容業界からの信仰は特に厚く、多くの業界関係者が参拝に訪れます。

White and orange fox mask on a bright red door with hanging Japanese wooden tags.

毎年大晦日から元日にかけて、装束稲荷神社から王子稲荷神社へと狐面をかぶった約300人が提灯を片手に行列します。王子狐の行列と呼ばれるこのイベントは、江戸時代の浮世絵師・歌川広重が描いた「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」を現代に再現したもの。1993年から毎年開催されています。

狐火とは、狐の仕業だと信じられてきた不思議な炎のこと。真冬の夜、提灯の灯りが行列のなかを揺れ動く光景は、江戸の人々が見たであろう幻想の世界を現代に蘇らせています。

住所

〒114-0022 東京都北区王子本町1丁目1−12

地図を読み込み中...

公式リンク

公式リンク

最終更新日:

Follow Us

Newsletter

不定期に新しい記事やお知らせを配信します

スパムは送りません。いつでも解除できます。