Tsundere

意味

ツンデレ(Tsundere)は、普段はツンツンと冷たい態度をとりながら、特定の相手や場面ではデレデレと甘くなる人物やその性格を指す言葉。

「ツンツン」と「デレデレ」はどちらも日本語の擬態語(オノマトペ)。ツンツンは、尖ったもので「ツン」と突くような、相手を寄せつけない態度を音で表している。デレデレは、好きな相手の前で緊張がゆるんでとろけるように甘くなる様子。この二語が持つ音の鋭さと柔らかさの対比が、そのまま態度のコントラストを伝えている。

もともとはアニメやゲームのキャラクター属性を表すオタク用語だったが、現在は実在の人物や動物にまで幅広く使われている。

語源

語源は「ツンツンデレデレ」の略。

2002年8月29日、匿名掲示板「あやしいわーるど@暫定」への投稿が最も古い用例とされている。PCゲーム『君が望む永遠』(âge、2001年発売)に登場するキャラクター・大空寺あゆの性格を「ツンツンデレデレが良い」と評したもの。

この表現はあやしいわーるど内で広まり、同年末には2ちゃんねるのエロゲー板でも「ツンデレ」と略されて使われるようになった。当初はギャルゲーやエロゲーの登場キャラクターを形容する言葉として、ファンコミュニティの中で定着していった。

ただし、「好意を持ちながら素直になれない」というキャラクター造形自体は、ツンデレという言葉が生まれるよりはるか前から存在する。漫画やアニメでは古くからの定番で、用語の登場によって改めて名前がついた側面がある。

用例

  • 1 「あの子、話しかけると素っ気ないのに、LINEだと絵文字だらけなんだよね」「典型的なツンデレじゃん」
  • 2 「べ、別にあんたのために作ったんじゃないからね! 余っただけだから」「……それツンデレのテンプレすぎない?」
  • 3 「うちの猫、呼んでも完全無視するくせに、夜になると布団にもぐり込んでくる。ツンデレすぎる」
  • 4 「推しのツンデレ回が神すぎて3回見直した」

補足

意味の変遷

当初のツンデレは「ストーリー序盤ではツンツン、後半でデレデレ」という時間経過に沿った態度の変化を指していた。二人きりの場面で態度が軟化するという条件も、比較的はっきり意識されていた。

しかしツンとデレのギャップがキャラクターの魅力を言い表すのに便利だったため、次第に意味が広がっていった。現在は「表ではツンツン、内面はデレデレ」という状態のギャップと、時間の経過で態度が変わっていく推移のギャップ、両方を含む言葉として使われている。

定番のセリフパターン

ツンデレキャラクターには特徴的な言い回しがある。代表的なのは否定から入る構文で、「べ、別に〜じゃないんだからね!」「あんたのためじゃなくて…」のように、好意の裏返しとして拒絶を口にする。照れ隠しの語気の強さ、語頭の吃り(「べ、別に」)、文末の「〜んだからね!」なども頻出パターン。

こうした言い回しはファンの間で「ツンデレテンプレ」として広く認知されており、パロディやネタとしても浸透している。

派生語

ツンデレをもとにした造語は多い。「ヤンデレ」(病みとデレ。病的な愛情を向けるキャラクター)、「クーデレ」(クールとデレ。普段は冷静だが好きな相手には甘い)などが代表例。「○○デレ」の形でキャラクターの性格パターンを表す命名法自体が、ツンデレから派生したもの。

外部リンク

ニコニコ大百科「ツンデレ」

コミュニティ型百科事典による詳細な解説。語源と用法の変遷を網羅している。

富樫純一「ツンデレ表現の言語学的分析」(2009年、大東文化大学)

ツンデレ表現の言語構造を分析した学術発表資料。

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最終更新日

Japanese

ツンデレ

Hiragana

つんでれ

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