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勝嶽山 圓福寺

Shogakuzan Enpukuji Temple

勝嶽山 圓福寺
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勝嶽山 圓福寺について

勝嶽山 圓福寺(しょうがくざん えんぷくじ)は、愛知県春日井市にある天台宗の別格本山です。723年(養老7年)の創建と伝わる古刹で、本尊は十一面観世音菩薩。境内には八百比丘尼堂があり、人魚の肉を食べて800年生きたという伝説の女性「八百比丘尼」の生誕の地としても知られています。仁王門の脇から階段を上がった先には、樹木に囲まれた静かな境内。

八百比丘尼伝説の発祥地

圓福寺で語り継がれてきたのが、八百比丘尼の伝説です。寺の創建当時、このあたりはまだ海に面した土地でした。ある日、漁師が首から上は人間という奇妙な魚を捕らえます。気味悪く思った漁師は手をつけませんでしたが、それと知らずに食べてしまった少女が、絶世の美女のまま800年生き続けたという話。

剃髪して諸国を遍歴したのち、彼女は若狭の洞窟で入定したと伝わります。八百比丘尼にまつわる伝承は福井県や石川県、和歌山県、神奈川県など全国に残っていますが、圓福寺は彼女の生誕の地として知られる場所のひとつ。境内の八百比丘尼堂には、平安時代後期に造られた比丘尼像がかつて安置されていました。像は現在、寺の宝物殿で大切に守られています。

漫画『ちいかわ』との意外なつながり

ナガノ氏の人気漫画『ちいかわ』は、2023年から2024年にかけて連載された島編で「人魚の肉を食べると永遠の命を得る」という不思議な伝承を物語の軸に据えました。これは八百比丘尼伝説そのもののモチーフです。古い言い伝えが、現代のかわいいキャラクターたちの世界に引用されています。

2026年夏には、その島編を下敷きにした劇場版『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の公開も控えています。ちいかわをきっかけに八百比丘尼の物語に興味を持った人にとって、生誕の地と伝わる圓福寺は、伝説の手触りを現実の場所として感じられる場所です。お堂の前で手を合わせる人は今も多く、不老長寿と縁結びを願って訪れる参拝者が絶えません。

創建1300年の歴史

圓福寺の創建は723年(養老7年)。聖武天皇の勅願によって建立されたと寺伝に残ります。鎌倉から室町時代にかけては七堂伽藍が立ち並び、ふもとに十二の僧坊を構える大寺院として栄えました。1335年(建武2年)には朝廷の文書「雜訴決断所牒」にも名前が見られます。

天正年間(1573〜1592年)の火災で多くの建物を失いますが、その後再建が進み、現在の本堂(観音堂)は1657年(明暦3年)に建てられたと伝わります。1300年の時を超えて、この場所で十一面観世音菩薩へ祈りを捧げる人の流れが続いてきました。

仁王門と境内のみどころ

参道の階段を上がっていくと、最初に出迎えるのが仁王門。両脇に立つ仁王像は春日井市の指定文化財で、堂々とした表情で参拝者を見守ります。仁王門の手前にあるのが八百比丘尼堂。伝説のヒロインに思いを寄せる人が、ここで一度足を止めます。

門を抜けて石段を上れば、静かに佇む本堂(観音堂)。本尊の十一面観世音菩薩は秘仏として大切に守られ、御朱印は本堂の受付でいただけます。境内は四季ごとに表情を変え、春の桜、初夏の青もみじ、秋の紅葉と、参道の景色が大きく入れ替わっていきます。

アクセスと拝観情報

圓福寺へは、JR中央本線の高蔵寺駅から路線バスでおよそ10分。駅から徒歩で向かう場合は40分ほどかかります。境内の拝観は基本的に自由ですが、八百比丘尼堂や本堂の特別公開、御朱印の対応時間は寺の都合で変わるため、訪れる前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。

住所

〒487-0034 愛知県春日井市白山町9丁目1−3 円福寺

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営業時間

境内・屋外などで決まった営業時間はありません。

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最終更新日:

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