氷川神社について
「氷川神社」は、東京・高円寺にある神社です。鎌倉時代に創建されて以来、地域に寄り添い、神道の精神を多くの人に伝えてきました。高円寺駅から徒歩3分という好立地に位置しており、アクセスは抜群。それでいて落ち着いた雰囲気があり、清々しい気持ちで参拝することができます。
ご由緒
源頼朝が奥州征伐を行った際に、高円寺村に留まりのちに農民になった兵士によって社殿が創建されたと言われています。
武蔵国大宮高鼻の本社(現在の埼玉県・氷川神社)から、この地に社を立てよという神のお告げを受けたことで高円寺に創建されました。農民たちの暮らしに根差した場所だったことから、農業の神として信仰を受けています。
御祭神
御祭神は、ヤマタノオロチ伝説で知られる「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」です。
多くの神様が登場する日本神話の中でも特に逸話が多く、軍神、和歌(学問)の神、豊穣の神、冥府の神など、様々な顔を持つとされています。ご利益に監視でも縁結びや厄除け、家内安全、商売繁盛など幅広く、御祭神として祀る神社も数多くあります。
歴史
過去の火災により古い資料が焼失しているため、神社の正確な由来などはわかっていませんが、曹洞宗の高円寺と同時期に創建され、地域の守り神として祀られてきたと言われます。
明治時代には村社(村を守る神社)に認定されるなど地域に根差した神社として認められ、太平洋戦争後は宗教法人化して現在に至ります。
見所
時期によって、季節に合わせた美しい花手水があるほか、境内には氷川神社に住み着いていた三毛猫・ミケさんの石像も。高円寺駅から近いエリアですが、緑も多く落ち着いた空間です。日本唯一の気象神社もあり、多くの方が訪れます。
授与所では、「氷川神社御守」や「厄除守」、「えんむすび守」などを拝受することができるほか、御朱印のデザインは月替わりで、氷川神社と気象神社を組み合わせることで完成する粋なものも。あたたかみのある手書きのイラストを毎月楽しみにしているファンの方も多いんですよ。
御朱印のデザインは高円寺氷川神社・気象神社の公式サイト(日本語)で確認することができます。月ごとにデザインが変わり、期間限定の記念デザインもあるので、貴重な旅の思い出になるはずですよ。
例大祭
また、元旦祭りやひな祭りの餅つき大会、夏越の大祓など、様々な年間行事がある中でも、8月の最終日曜に行われる例大祭は非常に大きな行事です。「東京高円寺阿波おどり」は元々氷川神社への奉納踊りとしてはじまり、現在では地域全体を巻き込んだお祭りとなっています。

高円寺阿波おどりのイメージ / Photo AC
さらに、地域貢献につながるイベントや講座を開催するなど、新たな取り組みも積極的に行っているのが特徴。日本人のライフスタイルが変化し、宗教との関わり方も多様化する中、非常に身近な存在として愛されています。
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