六区ブロードウェイ商店街について
浅草にある商店街で、かつて劇場や娯楽施設が集まっていたエリアのことを指します。現在は飲食店や演芸ホールなどがあり、下町感あふれる商店街としてにぎわっています。
雷門や隅田川沿いなど、観光地が多い浅草の中で、六区は大正時代(1912年~1926年)に一大ブームを巻き起こしたオペラ、オペレッタとそのムーヴメントである「浅草オペラ」発祥の地である劇場「常盤座」、日本初の活動写真館(現在でいう映画館)などが集まっていたエリアです。その後も漫才やコント、落語や新劇のスターを生み出し、日本のエンターテインメントをけん引してきた聖地の一つです。
140年以上の歴史を持つ「浅草六区」
1873年、浅草寺の境内が公園に指定され、区画整備が行われたことで「浅草公園六区」が生まれました。その後、映画やオペラの常設館が開設して人気を集めます。浅草オペラではオッフェンバックの『天国と地獄』、シュトラウスの『サロメ』、ビゼーの『カルメン』、ルルーの小説を原作とした『オペラ座の怪人』などが上演されました。1890年には、当時の日本で最も高い12階建ての展望台「凌雲閣」が開館。日本初の電動式エレベーターを備えた建物として注目されます。
1923年の関東大震災をうけて一度は衰退したものの、1930年頃から軽演劇やコントなど、大衆芸能の街として再び盛り上がりました。『男はつらいよ』などで知られる渥美清、コメディアン・映画監督として評価の高いビートたけし、劇作家の井上ひさしなどのスターが生まれ、日本を代表する興行街になります。
浅草六区の再生プロジェクトがスタート
その後は斜陽化が進んでいた浅草六区でしたが、平成になると「隅田川花火大会」や「浅草サンバカーニバル」といったイベントがメディアで取り上げられるようになり、2013年からは「浅草六区再生プロジェクト」がスタート。様々なイベント、道路での出店など、実験的な取り組みを行っています。
現在の浅草六区ブロードウェイ
飲食店やアミューズメント施設、ホテルなど、様々な施設が集まり、賑わいを見せている「浅草六区ブロードウェイ」。主要なお店や施設をご紹介します。
東洋館(浅草フランス座演芸場東洋館)

12:30から17:00頃まで、365日無休で公演を行っている、都内でついいつの「いろもの寄席」です。いろものとは、漫才や漫談、コント、マジック、曲芸、ものまね、紙切りなど、落語以外の演芸のこと。1951年に「浅草フランス座」として開業し、多くのコメディアンを輩出してきました。
チケットは基本的に当日券のみの販売。木戸(寄席の入り口)で購入し、空いている席に自由に座る昔ながらのスタイルです。館内での飲食が可能で、売店で軽食や飲み物・缶ビールを販売しています。
若手からベテランまで1日に15~20組の芸人が出演し、タイムスケジュールはHPなどで公表されます。メディア出演も多い人気芸人から知る人ぞ知る芸人まで、様々な「笑い」に触れられる劇場です。
浅草演芸ホール

東京の「落語定席(落語公演が365日無休で上演される専用劇場)」の一つで、落語や漫才、マジック、曲芸、粋曲などの公演が行われています。
1964年に開業して以来、桂文楽、古今亭志ん生、三遊亭円生、初代林家三平など、今では伝説の名人と呼ばれている落語家たちも浅草演芸ホールの高座に出てきました。現在は落語協会と落語芸術協会が10日ごと交互に公演を行っています。昼・夜の公演があり、夜の終演は21時前後。東洋館と同じく飲食が可能で、売店ではお弁当も販売しているため、仕事帰りにフラッと立ち寄りやすいのもポイントです。
浅草ROX
温浴施設「まつり湯」やフィットネスクラブ、飲食店、ファッションや雑貨のお店などが集まる大型商業施設です。「ROX」、「ROX2G」、「ROX・3G」、「ROX DOME」で構成されており、本館の「ROX」はつくばエクスプレス「浅草駅」直結となっています。
浅草ロック座
現存する中では最大手・最古参のストリップ劇場です。日舞やロック、ジャズ、バレエ、ヒップホップ、レゲエ、コスプレなど、様々なスタイルのショーを展開しており、日本独自の進化を遂げたストリップショーを行う劇場として人気です。
ウインズ浅草
飲食店や商業施設が集まるエリアにある、日本中央競馬会(JRA)の場外勝馬投票券発売所(WINS)です。地下1階から地上6階までは無料自由席、地下2階には有料指定席があり、ゆったりと過ごすことができます。
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