阿佐ヶ谷神明宮について
杉並区の阿佐ヶ谷にある神社で、全国で唯一、八難除でご祈祷を行っています。また、魅力的なデザインの御朱印が多く、多くの方が参拝に訪れる神社です。
ご由緒
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の帰りに阿佐谷の地で休息したと言われており、のちにその武功を慕った村人が神社を創建したことが始まりといわれています。建久元年頃に創祀され、土豪(小貴族)が伊勢神宮に参拝した際、霊示を受けて持ち帰った宮川の霊石が御神体として祀られています。
御祭神
太陽神であり皇室の祖先である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っています。神々が住まう「高天原」を統べる女神でもあります。天照大御神を祀る本殿は、鎮座していたものを曳家(建築物をそのまま別の場所に移す建築工法)によって現在の場所に移転。
かつての天祖神社の木材を使用した摂社には、天照大御神と同じく伊邪那岐神(いざなぎのみこと)から生まれた月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られています。

拝殿 / 阿佐ヶ谷神明宮
歴史
建久年間に創立されて以来、地域の方々の信仰を集めてきた神社です。
平成21年に大改修が行われ、神明作りの御殿・神門、新しい祈祷殿・能楽殿などが誕生しました。境内は約3000坪と広く、都内最大クラスを誇る伊勢神宮の勧請神社です。JR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分という好立地でありながら、椎の木や樫、ケヤキやイチョウといった巨木も多い、緑豊かな空間になっています。
見どころ
全国で唯一、「八難除祈祷」を行っています。「厄除」は厄年とその前後の年である前厄・後厄に受ける御祈祷です。阿佐ヶ谷神明宮で受けられる「八難除」とは、厄年の災いと、方位や地相(土地の吉凶)、家相(家の間取りなどの吉凶)による災い、火や水や人の災い、因縁からくる災いなどをすべて取り除く御祈祷のこと。同時に、御祭神である天照大御神のご加護をいただき、祝福を授かることができます。公式サイトに厄年や八方塞がり、運勢の弱い年齢などがまとめてあるため、気になる方はチェックしてみるのをおすすめします。
特別御朱印符
デザイン性の高い御朱印やお守りも、阿佐ヶ谷神明宮の特徴です。
現在では時折見かけるようになった刺繍御朱印をいち早くはじめたのが、阿佐ヶ谷神明宮です。日本の伝統技術である美濃和紙に繊細な刺繍を重ねた「特別御朱印符」には、四季折々の植物や行事が美しく繊細に描かれています。
また、切り絵を重ねることで奥行きを表現した物もあり、いずれも貴重な旅の思い出となるでしょう。
最新の情報については阿佐ヶ谷神明宮の公式サイト(日本語)から確認することができます。
神むすび
カバンや手首に結び、常に持ち歩くことができる「神むすび レースブレスレットお守り」は宗教法人神明宮が商標を持っている独自のお守り。使用する糸やデザイン、台紙の選定、最終的な奉製まで職員が行う、高品質な日本のものづくりを徹底しています。
月読命や須佐之男尊のモチーフを盛り込んだデザイン、期間限定で桜や紫陽花、天の川などのデザインもあり、可愛らしさから高い人気を誇っています。
アップルレザーお守り
また、廃棄予定だったリンゴを素材にした「アップルレザー」のお守りや御朱印入れも頒布されています。環境にやさしく、手触りのいいバイオレザーが注目を集めているんですよ。
公式Instagramは必見
ここで紹介したもの以外にも限定デザインの神むすびやレース刺繍守りなど、阿佐ヶ谷神明宮には素敵な授与品がたくさんあり、公式サイトやSNS等で確認することができます。
特に公式Instagramでは日本語の分からない方でも、目で見て楽しむことができるのでおすすめです。ただし、頒布品の多くは期間限定となっているので、SNSで見たものが必ずしも手に入るとは限りません。気になる方は旅行前にしっかりチェックしておきましょう。
地図を読み込み中...






