兵庫県
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Hyogo

兵庫県の位置

兵庫県は、2府5県からなる近畿地方、および三重県を除いた2府4県からなる関西地方に属しており、県庁所在地は神戸市です。

人口は2026年1月時点で約530万人と、日本全国で第7位、関西地方では大阪府に次いで第2位の規模を誇ります。

また、県内総生産(GDP)は全国第6位で、日本国内でも経済的に活気のある地域。地理的には、北は日本海、南は瀬戸内海に面しており、本州で2つの海に面しているのは、兵庫県のほかに青森県と山口県のみという、非常に珍しい特徴を持っています。

県の面積は約8,400平方キロメートルですが、人口の約6割が県南東部に集中しています。特に、県庁所在地である神戸市を中心とした阪神間と呼ばれる地域に人口が密集しています。

気候は地域による差が大きく、夏は県全体で高温になりやすく、35度を超える日も珍しくありません。また、神戸市を中心とした都市部では、夏の夜に熱帯夜となることが多いのも特徴です。一方で、冬は内陸部や北部を中心に降雪が多く、地域によっては町全体が雪に覆われることもあります。

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兵庫県の特産品

兵庫県は前述のとおり、北は日本海、南は瀬戸内海に面した、2つの海を持つ県です。

さらに、山地や河川などの自然環境にも恵まれているため、食文化においては海の幸・山の幸の両方が豊富に揃っています。また、県内の山岳地帯では、竹をはじめとした木材の産出も盛んで、古くから人々の暮らしや産業を支えてきました。

こうした自然環境を背景に、兵庫県の特産品には多彩な魅力があります。

食べ物

神戸牛

神戸牛

神戸牛とは、但馬牛の中でも厳しい品質基準をクリアした牛肉のみに与えられるブランド名です。三重県松阪市の松阪牛、滋賀県近江市の近江牛と並び、日本三大和牛のひとつに数えられるほど希少価値が高いことで知られています。最大の特徴は、上品な甘みと豊かな香り。ステーキやしゃぶしゃぶで味わうことで、余計な味付けをせずとも、肉本来の旨みを存分に楽しむことができるでしょう。

明石焼き

明石焼き

明石焼きは、見た目こそ大阪名物のたこ焼きに似ていますが、材料や食感、食べ方に明確な違いがあります。たこ焼きが小麦粉を多く使い、外はカリッと中はとろりとした食感なのに対し、明石焼きは卵をたっぷり使用し、ふわふわでやわらかな口当たりが特徴です。また、ソースをかけて食べるたこ焼きとは異なり、鰹と昆布を合わせただしにつけて味わいます。だしの旨みと卵の甘みが調和したやさしい味わいが魅力です。

丹波黒豆

丹波黒豆

兵庫県丹波市で生産されている、日本国内でも屈指の高級黒豆ブランド。最大の特徴は、その粒の大きさにあります。一般的な大豆と比べると約3倍ほどの大きさがあり、通常の黒豆と比べても一回り大きいのが特徴です。じっくり煮ることで、つやのある美しい見た目ともちもちとした食感が生まれ、上品な甘みを楽しめます。定番の黒豆煮として味わわれるほか、近年ではパンに練り込んだ黒豆パンなど、さまざまな形で親しまれています。

玉ねぎ

玉ねぎ

淡路島玉ねぎは、兵庫県・淡路島で生産されるブランド玉ねぎです。温暖な気候と栽培期間の長さによって育まれ、甘みが強く、やわらかいのが大きな特徴です。一般的な玉ねぎと比べて、糖度は約2倍ともいわれており、中にはメロンに匹敵するほどの甘さを感じられるものもあります。また、玉ねぎ特有の辛味成分が少ないため、加熱調理だけでなく、生のままスライスしてサラダにする食べ方も人気です。

工芸品・その他

播州そろばん

播州そろばん

播州そろばんは、兵庫県小野市を中心に製造されているそろばんで、1976年に国の伝統的工芸品として登録されました。現代では、コンピュータや電卓の普及により、そろばんの需要や生産量は減少傾向にあります。しかし現在でも、国内のそろばん市場のおよそ70%を播州そろばんが占めているといわれており、その品質と信頼性の高さは今なお揺るぎません。

丹波立杭焼

丹波立杭焼

丹波立杭焼は兵庫県丹波市で作られる、日本六古窯の一つに数えられる陶器です。平安時代末期から約800年以上の歴史を持ち、1978年に伝統的工芸品に登録されました。灰被りによる独特の色合いや、左回りのろくろを使う製法が特徴です。

出石焼

出石焼

出石焼は、兵庫県豊岡市出石町一帯で作られている磁器で、「究極の白」と称されるほど純白で美しい白磁が特徴です。起源は1764年とされ、1980年には国の伝統的工芸品に登録されました。原材料には柿谷陶石と呼ばれる白色の石を使用し、食器をはじめ、彫刻の置物や風鈴など、幅広い製品が作られています。

エリア

この都道府県内の独特なエリアを発見

兵庫県へのアクセス

兵庫県へのアクセス方法は、訪れる観光スポットによって異なりますが、大阪国際空港(伊丹空港)および関西国際空港の利用が便利です。

いずれも大阪府に位置する空港ですが、兵庫県とは隣接しており、県内各地への移動もしやすくなっています。大阪国際空港から、兵庫県最大の繁華街である三宮までは、空港リムジンバスを利用すると約40分で到着します。

また、関西国際空港から三宮へも、リムジンバスや鉄道を利用して約60分程度でアクセス可能です。兵庫県内の交通事情については、南東部の阪神間エリアを中心に観光する場合、電車や路線バスが発達しているため、公共交通機関だけで主要な観光スポットを効率よく巡ることができます。

一方で、県北部の観光スポットを訪れる際は、鉄道の本数が限られている地域も多く、高速バスを利用したり、飛行機で近隣空港まで移動した後にバスを乗り継ぐ必要があるなど、ややアクセスしにくい点が課題といえるでしょう。

兵庫県の歴史

兵庫県の始まりは、現在の**神戸市兵庫区周辺にあった「兵庫津」に県庁が置かれたことに由来するといわれています。兵庫津は古くから港町として栄え、日本の物流や交流を支えてきました。

1868年1月、兵庫津はアメリカ諸国と貿易を行う開港場として使用され、その周辺を管轄する兵庫鎮台が設置されます。その後、設置から約10日後に兵庫裁判所へと改称されました。

さらにその約4か月後である5月23日、兵庫裁判所が廃止され、新たに兵庫県が設置され、現在の兵庫県の基礎が築かれました。

また、「兵庫」という地名の由来には諸説ありますが、日本の第38代天皇である天智天皇の時代、兵の武器庫を意味する「つわものぐら(兵庫)」が置かれていたことに由来するという説が有力とされています。

兵庫県について

日本初の世界遺産に登録された「姫路城」

兵庫県姫路市にある姫路城は、400年以上前に築城された名城で、天守閣や櫓(やぐら)などの主要な建築物が現在も残っています。

その高い歴史的価値が評価され、1993年に奈良の法隆寺とともに、日本で初めて世界文化遺産に登録されました。

Himeji Castle, a magnificent white Japanese castle with tiered roofs, against a clear blue sky.

近年では、2009年から2015年までの約5年半にわたり、「平成の大修理」と呼ばれる大規模修繕が行われました。総額約28億円をかけ、外壁や屋根瓦の補修、耐震対策などが実施されています。

姫路城は、天守の白く美しい外観が、白鷺が羽を広げた姿に例えられることから、「白鷺城(しらさぎじょう/はくろじょう)」という愛称でも親しまれています。

日本酒の全国シェアが高い兵庫県

兵庫県は、日本酒の聖地とも称される「灘」があり、菊正宗・白鶴・大関など、日本酒で全国的に知られる酒造メーカーが数多く集まっています。これらはいずれも兵庫県内で生まれた酒蔵。

こうした背景から、兵庫県は全国の日本酒生産量のおよそ70%を占めるといわれる、日本有数の酒どころとなっています。

特に、神戸市から西宮市の沿岸部に広がる、日本酒造りが盛んな5つの地域は「灘五郷」と呼ばれています。この灘五郷だけで、全国生産量の約25%の日本酒が造られており、兵庫県の酒文化を象徴する存在なのです。

日本三名泉「有馬温泉」

A landscaped stream with cascading water, paved foot bath areas, and a red arched bridge overhead.

Arima Onsen / Photo AC

兵庫県神戸市にある有馬温泉は、群馬県の草津温泉、岐阜県の下呂温泉と並ぶ、日本三名泉の一つとして知られています。

有馬温泉の大きな特徴は、性質の異なる2種類の温泉を楽しめる点。鉄分と塩分を多く含む金泉は、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があるとされています。一方、銀泉は二酸化炭素泉や放射能泉に分類され、むくみの解消や高血圧の改善に効果が期待されています。

また、有馬温泉街には古き良き日本の情緒が残る町並みが広がり、入浴だけでなく、兵庫県のご当地グルメや食べ歩きも楽しめる観光地として人気を集めています。