

日本の言語
Language in Japan
日本で主に使われるのは「日本語」です。
日本では高等教育まで一貫して日本語で受けることができることから、それなりの地位で仕事に就いている方でも「日本語しか話せない」ということが少なくありません。
義務教育と高等教育で英語を学びますが、日常的に英語を話す環境に無いので身につかないまま終わってしまうことがほとんど。日本が独自性を持って発展してきた証でもありますが、グローバル化への課題とも言えます。
旅行中に英語を使って街行く人へ話しかける際には、まずは日本語で話しかけてから翻訳機を使うと良いでしょう。
日本語の特徴
日本語が英語と大きく異なる点は「主語」を省略することが多い点。また、一人称や二人称が複数あり、非常に表現の幅が広いです。
また、親しい間柄で使う言葉遣いと、初対面やフォーマルな場面で使う言葉遣いにも大きな差があるのも特徴。
丁寧な言葉使いを「敬語」や「丁寧語」と言い、旅行中にスタッフや一般市民の方と会話をする際にはそちらを使うのが一般的です。
丁寧な言葉遣いの例
- Excuse me: すみません (Sumimasen)
- Thank you: ありがとうございます (Arigato gozaimasu)
- Good Morning: おはようございます (Ohayo gozaimasu)
- Good Night: おやすみなさい (Oyasumi nasai) or お疲れ様です* (Otsukare sama desu) *This mean like "good job".
このように、言葉の最後に「~ます (masu)」「~です (desu)」を付けることが多いです。
日本語で使う文字
日本語は複数の文字を組み合わせて書きます。文字の種類は大きく分けて以下の通り。
- ひらがな (Hiragana)
- カタカナ (Katakana)
- 漢字 (Kanji)
どれか一つを使うわけでなく、基本的には文章中で全ての種類を使って文章を作成します。
子供向けには「ひらがな」だけを使って文章を書くこともあります。これは日本人の子供たちが最初に習う文字であり、日本語を学習する海外の人々がはじめに挑戦する文字。日本語を習得したい方はまずはここから始めましょう。
また、日本語読みをアルファベットに起こして書くこともでき、「ローマ字」と呼ばれています。日本人が同じ日本人に向けて使用するのは一般的ではありませんが、義務教育を終えた10代後半の方であれば難なく読むことができるでしょう。
英語話者向けの表示
重要な交通ラインや大きめの公共施設などでは、英語や他の言語で表示を行うことがあります。
ただし、細かな説明書きがされていることは稀で、必要最低限の表記であることがほとんどです。
主に使われる言語
- 英語
- 中国語
- 韓国語
大きな施設や、インバウンドを意識した場所であれば「ポルトガル語」や「フランス語」など、さらに幅広い言語で表示しているでしょう。
日本人に英語で話しかけてもいい?
基本的に街行く人に対し突然「英語」で話しかけるのはおすすめしません。
英語を流暢に話し、コミュニケーションを取れる日本人は少数派のためです。冒頭でも伝えた通り、大体の日本国民は英語話者と関わる機会が少なく、英語で話すことに馴染みがありません。
ただし、都心部であれば一般的市民でも話せる割合は増えますし、地方でもインバウンド比率の高い観光地エリアであれば英語が得意なスタッフが居ることが多いです。
話しかける時はどうしたらいい?
自分たちでは解決できず、周りの人に助けを求めて声をかけたい時が出てくるかもしれません。
そんな時には「すみません (Sumimasen)」と一言かけてから、翻訳アプリを使いながら意思疎通をしてみましょう。
突然英語で話しかけると気づいてもらえなかったり、驚いて避けられてしまうかもしれません。「Sumimasen」は英語における「Excuse me」と同じような場面で使うことができます。